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遊牧民の家 / House for a Nomad
JIA(日本建築家協会)四国建築賞を受賞する。 この賞は、日本建築家協会の理念に基づき、四国のそれぞれの地域の風土性、社会性、歴史性、文化的文脈が受け継がれ、建築作品や活動に昇華されたものを顕彰すると謳われている。
アフリカの民族研究をされている建築主が、近代的なプライバシー感覚とは異なる、住まいの多様な機能を包むホリスティックな家に住みたいと計画が始まる。肥沃な吉野川沿いの農業地と大きいな楠がある神社のある風景の中で、その土地の環境や暮らしとつながり、学生が集い、豊かな食生活や仕事を楽しまれている。
Our client specializing in African studies, wanted to do away with the modern concepts of privacy, individualism and space efficiency and live a life close to the land. In a very fertile area, next to an old Shinto shrine lined with huge Camphor tees, well-considered passive design & an insulated concrete floor supports a very active lifestyle in a very wholesome space.
太陽や風、風景と言った自然の恵みを生かしたパッシブデザインと蓄熱化する黒い土間コンクリートが一年を通じて快適空間をつくっている。地場の杉材を現してしっかり組む空間をつくり、調湿効果のあるいい空気環境ができる。冬は、陽が深く入り、まきストーブの暖かさが蓄熱されるので朝まで続き安らげている。梅雨時期はべとつかなく、炎天下の夏は、2階の小さなエアコン1台で土間床がひんやりして、家に入ると涼しく感じる。住空間が独自で活動的なライフスタイルを支えている。