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UIA大会で、東京の環境建築、3つの作例を見るツアーに参加した。日本の大都市の最前線の意欲的な取り組みだと思い興味をもった。再開発された大東文化大学板橋キャンパスは特に感動した。




自然換気、クールチューブ、地中熱利用など、27項目に及ぶ様々な環境技術が視覚的にもわかりやすく、しかも統合化された密度の濃い設計がなされていた。大学キャンパスの最も大切な場面、人と人が出会う場所が、太陽光発電パネルが張られたガラスから木漏れ日のような光と影をつくり、緑化したキャンパスとデッキ空間が絡み合うとても気持ちのよい空間をつくっていた。




わが国では環境要素技術だけが強調され、環境建築が環境技術のトッピング建物になりがちだが、技術が広い視野から総合化された上で、本来の人間関係を豊かにする建築空間がつくられていた。各階へと上がり降りすることが楽しくなる半外部の立体的交流空間であった。海外6カ国からの参加者と交えて、皆様からどのような感想や試みをもっておられるのか、もっと伺ってみたい気持ちになった。




新居建築研究所

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