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「お堰」でもちつき
吉野川と第十堰の環境保全と子供たちの環境教育の拠点として、住民たちの手で築いたみんなの住まい、「お堰」で餅つきが毎年行われる。
帰郷した長男と中学生の次男と共にもちつきに参加し、いろいろな人から子供のときに見た暮らしの伝統を教わる。地域の暮らしの知恵を教わったり、人との出会いやぬくもりがあって、なんとなくうれしい。吉野川の漁師から頂いたすじ青海苔を入れたもちは、香りが漂い格別においしかった。
この「お堰」で様々な勉強会や催しが行われる。私たちが参加する「吉野川の歴史とうまいものを探る会」では、野外で歴史勉強した後、吉野川流域の肥沃な土地で採れた地元の食材や吉野川の魚介類を持ち寄り、「お堰」の囲炉裏で頂く。この地域で栽培したサトイモのとろけるうまさとその食感は、忘れがたかった。