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楽しい住まい - 身近な生き物たち
庭で出会う植物や生き物たちの生態に目がいくようになった。
まだ夜型から脱しられないのだが、朝早く庭に出ると、新鮮な緑と空気、光が生気を与えてくれる。
生き物は、季節と共に結構早いスピードで、変化していることに気づかされる。
その営みに感動していると、東京から朝帰郷した大学生の長男に、我が家の庭はジャングルみたいだねといわれ、失笑する。
確かにぶどう、苦瓜、かぼちゃ、朝顔が他の木々まで伸びて生い茂っている。かぼちゃが木の上で実っている。
木々の中に入ると、夏の生い茂る葉を透過する光で、結構魅力的な空間をつくっている。
ついこの間までイチジクが熟れ、毎朝ヴァサンティが収穫し、出会う方々に食べていただく。
実が青くても翌朝はしっかりと熟している。さらに翌日になるともう熟すぎているか、鳥や虫につつかれている。
イチジクをおいしそうに食べるカナブン、隣の柿の木は青い実をつけている。
植物の成長や変化に目を見張るが、小さな生き物たちに出会うのも楽しい。
中学生の次男に庭の生き物の名前を教えてもらう。木々の中をシオカラトンボやイトトンボが飛び、クロアゲハやアゲハのペアが舞い、異常繁殖と思えるほどのセミしぐれを浴びる。腕にアブラゼミがとまった。
さなぎから羽化したクロアゲハが、地面で羽根を広げようとしている。
7月だったが、軒下のツバメが巣立とうとしている。
地域の暮らしを見つめると、都会では一部の富裕層でしか得られない豊かさが身近にある。
土地を知ること、近隣を知ることは、大震災などの非常時の行動につながることを改めて思う。